続・ぽれぽれな日々♪ ベトナム編

ラオスとベトナムのぽれぽれな日々でした♪

その他教育

ピーシーエム、メーンニャン(PCMってなあに)?

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何が問題でどうすれば解決できるのかを考えるときに有効な方法です。
ちなみに私たちは通常5日かけてやるところを強行日程で1日半でやってしまったため、終わらずにさらに大混乱になりました^^;

ある問題が起こっている。その原因は?さらにそれの原因は?・・・と、どんどん掘り下げていくこの手法、私はちゃんとやったことがなかったので(JICA関係のイベントで何度もやったけど、時間の関係でいつも途中で終わってたから^^;)ちょっとだけ勉強してみました。

☆PCMって何?
PCMはProject Cycle Managementの略称で、元々は海外援助機関で国際協力に貢献する手法として開発されたそうです。プロジェクトの計画立案や評価に使います。
ある問題が起こったとき、何が問題だったのか、順を追って考えるための手法です。

☆PCMのやり方
1.まず、カードに問題点を書き上げます。
この際には以下のルールがあります。
・1カード、1文章
・主語と述語を明記する
・事実を書く
・事象の原因を挙げる
・できるだけ「~ない」と書かない(否定的に書かない)

2.カードの並べ替え
一番上に解決しなきゃいけない問題を掲げ、その下に原因のカードを置いていきます。
その下にも原因を置いていき、どんどん細分化していきます。

3.カードを肯定する
原因と結果のツリー(樹形図)を作る作業が終わったら今度はすべて逆の言い方に直します。
つまり、問題が解決したらどんな望ましい状況が生まれるのかに直していくのです。
(例えば、問題点:「生徒の学力が定着してない」→「生徒の学力が定着する」、そのためには・・・ツリーの下の項目を肯定したものが原因になっていればOK)
そうすることで、原因が解決されれば結果もよくなるかどうか、すべて確かめます。
ここでおかしな点が出てきたら、その部分をやり直すことになります。

4.解決策を選ぶ
問題にはどうしようもないことも上がっていると思います。
(たとえば、原因:「ラオスは暑い」、結果:「先生も生徒も授業に集中できない」の「ラオスは暑い」は、じゃあ全教室にクーラーをつける?という解決策もありますが、お金がないから現実的には無理、とか)
その中から効果的で解決できそうなところを抽出します。


ちなみに、本当は事前に参加者を明らかにするそうです。

持続的な支援

ちょっと攻撃的な内容になってしまうのでぼかしてみます。

・・・でもきっと、なんのことだかわかってしまうと思うのですが・・・^^;


ある有名な団体が、ご飯を食べるのに困っている生徒がいる学校にお菓子を配りました。
生徒は大喜び。お菓子をもらうために、毎日学校に通うようになりました。


結果、就学率は伸びますね。
子どもたちも必要十分ではないけれど、栄養もとれますね。
いいですね~。

・・・という一方で、
1.進級したらお菓子の配給がなくなってしまうから、試験に合格したのに進級しない。
2.お菓子が甘すぎて飽きてしまい、お菓子が余っているところもある。

・・・という現状があるそうなのです。

ある団体にとって、目標年度までにいい結果は出るかもしれないけれど、
支援がなくなったら教育現場はどうなるのだろう・・・?

数学の実用的価値

「高校で習う数学なんて何にも役に立たないじゃないか」と、一度は誰もが考えることだと思うし、私も「複素数なんて実在しない数なんだから、勉強する意味がないじゃないか(後から実在することを知りましたが)」と思った一人です。

高校の数学は生活するうえでまぁ役に立たないことは事実かもしれません。
しかしそれは歴史だって古文だって美術だって同じでしょう。
「○○年あそことこっちの国がけんかした」のが事実であって何万人もの死傷者が出ていたとしても私たちは今平然と生きているし、源氏物語を知っていたところでご飯が出来るわけではありません。
美術で感性が磨かれて豊かな人生を送れるかもしれませんが、「私は△△さんの作品が有名だ」なんて言われても好きじゃない作品は好きじゃないし、どれだけ無名でも好きなのは好きだし。「
これからの国際化社会では英語は必要不可欠だ!」という人もいるかもしれませんが、英語がぺらぺらの頼れる親切な友人がいれば回避できる問題です。

こうしてみるとどんな教科でも知識として知っていたらいいけれど、なきゃないでなんとかなってしまうので実用的価値の議論はあまり重要ではないような気がします。
そもそも、「実用的価値がなければ勉強しない」というのはとても寂しい気がします。

将来お父さんやお母さんになって子どもに

「どうして雨が降るの?お空が泣いているの?」

と聞かれたとき、

「それは役に立たないから覚えなくてもいいんだよ」

と言いますか?

私も高校のときは受験のために勉強していたような部分もあるけれど、今は好きだから勉強しているなぁ。

『日々のあぶく』

「目は何をするところ?」と聞かれ、「めがねをかけるところ」と答えた幼稚園児。答えはひとつ。「見るところ」。その小さな目でたくさんのめがねを見てきた園児に赤いバツがつけられた。(津田まさごろ)

【解説】Kゲーム

指示書は各自違います。
ゲームの目的の「カードを4枚揃える」という指示はAのみに出されています。
Aが一番初めに「みんなで○○の目的を持って△△しましょう」とはじめに言わないと、他の4人は何をやっているかまったくわかりません。
そしてやってみてわかったと思いますが、分からないとき、「今何をやっているのですか?」という質問はなかなか出るものではありません。

ちなみに私はEの役をやったのですが、上司Cからもらったカードは「C→E 4つのカードのマークは何でしたか?」や、「C→E 両替2枚私にください」でした。

さて、どうすれば時間内に目的を達成できたのでしょうか。
各グループで話し合ってみましょう。
ちなみに私たちのときは以下のような反省点が挙げられました。

1.上司は部下にゲームの目的を伝える。
2.思い込みや自分だけの理解を全員共有のものとして捉えず、確認する。
3.目的達成の共通意識を持つ。

「わからなくてもとりあえず動く」という意見もあるかと思われますが、部下の立場にいた人、動けましたか?実際には、上の立場の人が情報を出さないと、自分からは動けないものなのです。
だから先輩が「わからなかったらなんでも聞いてね」というのはちょっと残酷な言葉でもあるのです。

ちなみにこれは、『職場活性化のための役割活動』のロールプレイングゲームで使われるゲームです。
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